お母さんと子どものためのオープンスタジオ|ハハコラボ

じぶんちずバッグをつくろう!~キラリ・夜の地図~vol.1 ワークショップレポート 2012/07/22(日)開催


千葉県立美術館で行われる「魔法の美術館」展(メンバーの山口レイコも出品中)にて「じぶんちず」を作るワークショップを開催しました。
今回は、初めての授業形式をとりました。


千葉県立美術館で参加者を募っていただいたところ、想像以上に沢山の方が応募してくれたとか。嬉しい気持ちと供に申し訳ないなぁという思いも。応募いただいた方々、本当にありがとうございました。
当日は、当選した32名の方に参加していただき、下は3歳、上は小学校6年生という中でワークショップを開催しました。

親御さんの見守る中、まずは「地図ってどういうものなのか?」という基本的な質問をし、元気に答えてくれる子ども達。その後、地図の表現には色々なものがあり、アイコンとなるものも様々であるという事例を見せて、自分の家の周りに何があるかを考えてもらいました。

信号機、コンビニ、港、スカイツリー(何と千葉からもスカイツリーが見えるんだそうです!)、リニアモーターカーなどなど沢山のものをあげてくれる子ども達に初めての授業形式でガチガチになっていた私達も段々に緊張が取れてきました。

まずは、自分の家を貼付けてもらい、その次にメインとなる目印を5つ選んでもらいました。ささっと貼付けられる子、ん〜とじっくり考えて貼付ける子、親御さんと相談する子、兄弟で見合いながら仲良さそうに貼付けている子、色々でした。
そこまで終わってからアイロンでアイコンを定着させ、もう一度、席に戻ってから、今度はアイコンを自由に貼付けてもらいました。

貼付けたアイコンを元に「これは誰のお家?」「ここは何?」と聞くと、どの子も大体の説明ができました。マイクを向けると恥ずかしくて答えられなかった子も、もちろん沢山いましたが、きっとお家でお父さん、お母さんには「これはお友達の○○ちゃんの家!」と元気に答えてくれると願っています。
一番最初に質問した、兄妹で参加してくれたお兄ちゃんは、「妹の友達の家、ここは坂、ここにローソンがあって、この家の先には郵便局、でも、足りなかったから近くに貼っちゃった。」と全部のアイコンの位置を説明してくれました。次に質問した子も負けじと、「ここからスカイツリーが見えるんだよ」と教えてくれました。子ども達が元気に答えてくれて本当に有り難かったです。

最後は、全員で集合写真です。どの子もバッグを高々とあげて良い笑顔。
美術館近くの方が参加してくれているので貼っているアイコンは似ていましたが、同じ家に住んでいる子ども達でも目印にしているものが異なり、使っているアイコンや配置にも違いが出てきました。
当日参加してくれた子ども達が今回のワークショップをきっかけに、自分の家の周りをもう一度観察して、いつも気にして見ているものや興味のあるものに気づいたり、さらにこれまで知らなかった新しい発見をしてくれると嬉しいなと思います。


ー 石崎奈緒子 ー

<ワークショップの内容>

じぶんの家の周り。夜はいったいどうなっているだろう? 昼と夜では街の雰囲気も、目印もかわります。
夜になると閉まるお店、明るくともる街灯、 耳をすますと聞こえてくる車の音、道路工事の音、猫の鳴き声や虫の羽音...。
夜の家の周りにはどんな世界が広がっているのかな?
昼間との違いを思い出しながら想像を膨らませて、光る素材を使って夜の地図を自由に表現します。

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