じぶんちずバッグをつくろう!vol.6 ワークショップレポート 2014/1/26(日)開催

今回は、藤沢駅から徒歩5分ほどにある雰囲気のある一軒家の2階で久しぶりに「じぶんちずバッグ」のワークショップを開催しました。この一軒家には1階がギャラリー、2階が本屋「Kasper」となっており、暖かさとセンスのある古い洋館のような建物でした。

1日に2回開催したのですが、偶然13時の回では子供達のみ、15時の回では大人のみという構成になり、それぞれ全く違う雰囲気で行う事となりました。
今回は初めてコラボレーションという形でのワークショップでした。山本玲子さんという読み聞かせをされている方が今回のテーマに沿った絵本を何冊も選んで、それを読み、ワークショップをスタートさせました。いつもは何かしらの説明をするのですが、それをカットし絵本の力に託しました。

1歳〜5歳の子供達は、自由自在にハンコを押して行きます。迷いはありません。どんどん押して、どんどん作り込んで行きます。3歳の我が子もそうですが、本当にうらやましい決断力。
まだまだ小さい子に”地図”と言っても分からないとは思いますが、ハンコを押す楽しみを感じてもらえれば良いと思っていますし、インクのついた手をペタペタとするのも手の感覚が気持ち良いんだろうと思います。この時期とっても懐かしいなぁと思いながら微笑ましく見ていました。
もう少しお姉ちゃん達は、お揃いのお姫様ルックで仲良しさん。1人はお父さんと一緒に地図を、もう1人はお花模様作りに一生懸命。まさに「みんな違ってみんないい♪」と言う感じ。
親御さん達も子供達のやりたい様に楽しむ様にとお手伝いに徹していて、すごいなぁ(初めて我が子が作ったとき、私はうっかり口を出したので)!と尊敬の眼差しで見てました。

大人の回では、「自信無いなぁ〜」「どういう風に作ったら良いかしら」などと言いながらも、始まるとすごい勢いで”地図”を作られていました。モノを作る行為は、童心に帰ることができるんだなぁと改めて気がついた次第です。
終わり間近でも、まだまだ押したい欲求を皆さんからひしひしと感じましたが、ある程度で締め切り、その後、ここが何処で何を押したのかなど説明をしてもらいました。
それぞれの人生や生活の中で大事にしている物をすこ〜しだけ見える事が出来た気がします。

今回は「Kasper」最後の日にワークショップを行う事ができ、こんなステキな空間や人々に出会えた事を嬉しく思いました。ステキな場所にはステキな人達が集まるんですね。参加された方達は、どなたもこのお店やマオさん、山本さんと関わりのある方達でした。皆さんが持つ空気感が似ていて、物事を大切にしながら生きている感じに憧れを覚えてしまいます。
店主のマオさんが出産後、もう一度「Kasper」を開店される日を楽しみに待っています。

ー 石崎奈緒子 ー